ハープのチューニング方法

ハープのチューニングについてお伝えします。用意するものは、チューナーとハンマーです。

私が使っているチューナーは、YAMAHA TUNER TDM-700です。

最近では、スマートフォンのアプリでもチューナーをダウンロードすることができます。

ハンマーはそれぞれの楽器メーカーによって、サイズが変わります。購入した楽器付属のハンマーをおつかいください。

チューニングについては、小型ハープ〜グランドハープまで基本は同じになります。

電源を押して442ヘルツにします。

まず、フックがあるハープの場合は、ミとラとシを上げます。ハ長調に設定します。

グランドハープの場合はペダルを全て真ん中にしておきます。

 

 

チューナー画面にローマ字が表示されます。

こちらを確認しながら、まずは、ドから調整していきます。

 

針が真ん中を指すと、正しい音になります。

矢印の真ん中のメモリを目指して音を調整しましょう。まずは、ドから調整していきます。

 

 

音を出してみましょう。英語表記がCであることを確認します。針が左側を指し、真ん中に達していないので、音が低いです。

低い場合は、ハンマーを時計回りに回すと、弦がしまり、音が上がる仕組みになります。

ハープの裏側にハンマーを取り付けます。

ハンマーを時計回りに回すことで、弦の巻数が増えて、音が上がります。

針がドCの真ん中にくるまで、ゆっくりと合わせてみましょう。

時計の秒針の1秒ぐらいずつ、ゆっくりと回してください。

 

 

針が真ん中にきました。こちらでドの音は正しくなりました。

続いてはレの音です。

 

英語表記がDであることを確認します。

音を出すと、レは針が真ん中より右を指しています。こちらの場合は、音が高いということを意味します。

ハンマーをレの場所に差し込みます。反時計回りに回します。

 

 

反時計回りに回すと、弦がゆるまり、音が下がります。

時計の秒針の1秒ぐらいずつ、ゆっくりと回して、真ん中まで調整して、針が真ん中にくるまで調整します。

以上のような方法で、全ての弦をチューニングしていきます。

【注意点1】

メトロノームに表示される、英語表記を確認してください。

A(ラ)の音をチューニングの時の例です。A(ラ)の音がとても低く、上記のようにG#(ソの♯)と記されてしまいます。

A(ラ)に達していないため、とても低いということになります。

このような場合もあるため、メトロノームに表示される英語表記は必ず確認してください。

A(ラ)にするには、音を高くする必要があり、ハンマーは時計回しになります。

 

【注意点2】

ハンマーを差し込む時に、隣の場所に差し込んでしまい、チューニングを続けてしまう、というミスがあります。

弦が切れてしまうこともあるので、十分に気をつけましょう。

 

【最後に】

チューニングは最初は難しいと思うかもしれませんが、慣れれば、どなたでもできます。

毎日、練習前にチューニングすることで、綺麗な音で練習ができます。

演奏する上でチューニングはとても大事になります。ぜひ、習得してください。